この記事の要点

  • 選ぶ軸は2つで足りる。月に何回書き換えるかと、書き換えるのが自分か誰かか
  • メニューと料金と予約が1ページに収まり、更新が少ないならペライチが収まりやすい
  • 見た目を自分で動かしたいならWix。ただし独自ドメインと広告非表示は有料プランから
  • 記事を積み上げたいならWordPress。そのかわり更新とバックアップの管理は自分側に残る
  • 道具より先に独自ドメインを自分名義で押さえる。乗り換えても住所だけは引き継げる

サロンのホームページを作ろうとして、検索して、手が止まる。

ペライチ、Wix、WordPress。

名前は何度も見かけるのに、どれが自分の店に合うのかが分かりません。

比較記事を何本読んでも決まらないのは、選ぶ力が足りないからではないです。

並んでいる軸が多すぎて、どれが自分に効く軸なのかが見えないだけです。

この記事では、軸を2つに絞ります。

更新の頻度と、直すのが誰か。

この2つで、3つのうちどれを選ぶかはだいたい決まります。

迷うのは比べる軸が多いから

比較記事を開くと、表がずらっと並びます。

デザインの自由度、SEOの強さ、料金、テンプレートの数、独自ドメイン、SSL。

どれも本当のことなので、消しようがありません。

ただ、その全部があなたの店に効くわけではないです。

スタッフが5人いる店と、施術も予約も経理も一人でやっている店では、詰まる場所が違います。

一人で回しているサロンなら、効いてくる軸はかなり少なくなります。

比較表に並ぶ軸と、決めに効く軸
並ぶ軸
  • デザインの自由度
  • SEOの強さ
  • テンプレートの数
  • 料金
効く軸
  • 月に何回直すか
  • 直すのは誰か

左も全部本当のことです。一人で回す店で先に効くのが右の2つ、という話です。

だから最初にやるのは、比べることではありません。

自分の店がどういう使い方をするのかを、先に言葉にすることです。

決め手は更新の頻度と自分で直せるか

ひとつ目の軸は、そのページを月に何回書き換えるか。

ふたつ目は、書き換えるのが自分なのか、誰かに頼むのか。

メニューと料金と予約リンクを載せて、あとは半年に一度キャンペーンを差し替えるだけ。

この使い方なら、機能が多い道具を選ぶ理由はありません。

ブログを週に1本書いて積み上げていきたいなら、記事が増えることを前提にした道具のほうが後が楽になります。

使い方で分かれる2つの型
据え置き
  • 半年に一度の差し替え
  • 1ページで収まる
  • 機能の多さは効かない
積み上げ
  • 週に1本ブログを書く
  • 記事が増え続ける
  • 増える前提の道具が楽

どちらが偉いという差ではなく、使う回数の差です。

使う回数の少ない道具に、高い性能は要りません。

まずは自分がどちらの型かを決めてください。

ペライチが合う人

ペライチは、1ページの縦長ページを作るのが得意な国産のサービスです。

ブロックを選んで文章と写真を入れていく形なので、パソコンが苦手でも手が止まりにくいです。

メニューと料金と地図と予約ボタンが1ページに収まるサロンとは、相性がいいほうです。

料金は2026年9月時点の公式プラン表で、月払いの税込1,628円から7,678円の4段階でした。

独自ドメインの設定と広告の非表示は、いちばん下のライトプランから使えます。

ずっと無料で公開し続けるプランは今はないので、試すなら1か月0円のお試しから入る形になります。

ペライチの向き不向き
ペライチ
得意1ページの縦長ページ
料金月1,628円から7,678円の4段階
注意記事を何十本も積むには窮屈

料金は2026年9月時点の公式プラン表、月払いの税込です。

向かないのは、記事を何十本も積み上げていきたい場合です。

1ページを整えるための道具なので、ブログの本数が増えてくると窮屈になります。

Wixが合う人

Wixは海外発のサービスで、見た目を自分で動かせる幅が広いです。

テンプレートを選んだあと、要素の位置を自分で変えられます。

既製のままでは気が済まないタイプの人には、こちらのほうが気持ちよく作れます。

無料のプランがあるので、手を動かして感触を確かめてから決められるのも助かります。

ただし無料のままだと広告が入り、独自ドメインも使えません。

店のホームページとして出すなら、有料プランに上げる前提で考えたほうが話が早いです。

Wixの無料と有料の差
無料
  • 手を動かして試せる
  • 広告が入る
  • 独自ドメインは不可
有料
  • 広告が消える
  • 独自ドメインが使える
  • 店のページとして出せる

無料プランは、操作の感触を確かめる場所として使うと無駄になりません。

自由に動かせるということは、迷う場所も増えるということです。

配置を決めるのに時間がかかる自覚があるなら、そこは先に見積もっておいてください。

WordPressが合う人

WordPressは、サーバーとドメインを自分で用意して、そこに設置して使うものです。

サービスに月額を払うというより、土地を借りて家を建てる形に近いです。

記事を積み上げる前提で作られているので、ブログを続けたいならここが強くなります。

テーマやプラグインで、後から機能を足していける幅も広いです。

そのかわり、更新やバックアップの管理は自分側に残ります。

放っておいても動き続けてしまうので、触らない人が持つと重荷になります。

WordPressを始める4段階
1. サーバーレンタルサーバーを借りる
2. ドメイン独自ドメインを自分名義で取る
3. 設置サーバーにWordPressを入れる
4. テーマ見た目を決めて中身を入れる

この4段階が終わったあとの更新とバックアップは、自分側に残ります。

最初の設置だけ誰かに頼んで、あとは自分で書いていく。

この形が取れるなら、3つの中でいちばん長く使えます。

お金のかかり方が3通りある

金額そのものより、かかり方の形が違います。

ペライチとWixは、月額の中にサーバーもSSLも入っています。

払う先は基本的に1本です。

WordPressは、レンタルサーバー代と独自ドメイン代を別々に払います。

サーバーは月330円ほどの安いプランから、月1,000円台のものまで幅があります。

ドメインは種類によって、年1,000円から4,000円ほどが目安です。

無料のSSLが付いてくるサーバーが多いので、そこは別料金になりにくいです。

お金のかかり方は3通り
毎月の支払いの形
ペライチ月額にサーバーとSSLが入る。払う先は1本
Wix月額が基本。独自ドメインは有料プランから
WordPressサーバー代とドメイン代を別々に払う

2026年9月に各社の料金ページを見た時点の形です。金額は改定されます。

数字は2026年9月に各社の料金ページを見た時点のものです。

決める直前に、本家のページで確かめてください。

金額の考え方をもう少し広く見たいときは、ホームページ制作の費用相場と内訳にまとめてあります。

迷ったときの決め方3段階

迷ったときの決め方3段階
1. 書き出す載せたいものを紙に出して、1枚に収まるか見る
2. 数える月に何回書き換えるかを数える
3. 決める直す人を決めて、実際にさわって選ぶ

まず、載せたいものを紙に書き出します。

メニュー、料金、地図、予約、問い合わせ。

書き出してみて1枚に収まるなら、1ページで足ります。

次に、更新の回数を数えます。

月に1回も直さないなら、機能の多さは効きません。

最後に、直す人を決めます。

自分で直すなら、自分がさわって迷わなかったほうを選んでください。

どちらにも無料で試せる入口があるので、両方さわってから決めても遅くないです。

乗り換えで手元に残るもの

最初の選択を一生引きずるわけではありません。

ただ、乗り換えたときに何が残って何が消えるかは、先に知っておいたほうが楽です。

残るのは、独自ドメインです。

自分の名義で取っておけば、道具を変えても同じ住所のまま引っ越せます。

作り直しになるのは、ページの見た目です。

サービスごとに作りが違うので、デザインはそのままでは移せません。

引き継ぎにくいのは、アクセスの記録と、そのサービス独自の機能で作った部分です。

乗り換えで残るものと消えるもの
残る独自ドメイン。自分名義なら住所ごと引っ越せる
作り直しページの見た目。サービスごとに作りが違う
消えるアクセスの記録と、独自機能で作った部分

だから、道具選びより先に決めておきたいのが独自ドメインの名義です。

ここだけは自分で押さえておいてください。

名義の確かめ方は、制作会社を解約する前のドメイン確認に書いてあります。

最後に

3つとも、サロンのホームページとしてはどれでも形になります。

決まらないのは道具がむずかしいからではなく、自分の使い方がまだ言葉になっていないからです。

判断がつかないところだけなら、お問い合わせから聞いてもらっても構いません。

ただ、その前に手元で答えの出る問いが2つあります。

月に何回直すか。

直すのは誰か。

この2つが決まると、残る選択肢はたいてい1つか2つです。

よくある質問

サロンのホームページは1ページで足りますか

メニュー、料金、地図、予約、問い合わせ。この5つを書き出して1枚に収まるなら、1ページで形になります。ブログを続けて記事を積み上げたい場合だけ、ページが増える前提の道具を選んでください。

ペライチは無料で使い続けられますか

2026年9月時点の公式プラン表では、ずっと無料で公開し続けるプランはありません。1か月0円のお試しがあり、クレジットカードの登録なしで試せて、期間が終わっても自動で有料に切り替わらないと書かれています。プランは改定されるので、申し込む前に公式ページで確かめてください。

Wixの無料プランのまま店のサイトにできますか

できますが、広告が表示され、独自ドメインも使えません。店のホームページとして出すなら有料プランに上げる前提で考えたほうが、あとの作り直しが減ります。無料プランは操作の感触を確かめる用途に向いています。

WordPressは初心者にはむずかしいですか

作ること自体より、公開したあとの更新とバックアップが自分側に残るところが負担になりやすいです。最初の設置だけ外に頼んで、記事は自分で書く形が取れるなら、長く使えます。触らないまま持つとおすすめしにくい道具です。

あとから乗り換えることはできますか

できます。ただしページの見た目は作り直しになり、アクセスの記録やサービス独自の機能で作った部分は引き継げないことが多いです。独自ドメインを自分名義で取っておけば、住所は変えずに引っ越せます。

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