この記事の要点
- DM予約は開業直後は便利だが、件数が増えるほど返信待ちと対応漏れが増える
- DMのやりとりは検索しにくく、予約の履歴が自分の手元の台帳として残らない
- 予約ページへ移すときは、いきなり窓口を閉じずに並走期間を置く
- 常連さんには次回予約のタイミングで直接伝えるのが一番角が立たない
- プロフィールとハイライトのリンクを先に差し替えておくと、新規の流入から自然に切り替わる
インスタを見て、DMで予約を入れてくださるお客様は多いと思います。
開業したばかりの頃は、それでちょうどよく回ります。
でも件数が増えてくると、同じやり方が少しずつ重たくなってきます。
この記事は、DM予約から予約ページへ移すときに、何から手をつければいいかという話です。
DMをやめろという話ではありません。
窓口を1本増やして、負担が大きい部分から手を離すための順番です。
DM予約が重たくなる理由
最初にDM予約のどこがきついのかを整理しておきます。
返信のタイミングに縛られることです。
施術中は返信できません。
お客様は、返信が来るまで他の予定を仮で押さえられないまま待つことになります。
この待ち時間が長いほど、他のサロンで先に予約を取られてしまうことがあります。
空き状況を自分の記憶とカレンダーで照合することです。
DMの画面には、空き状況が表示されません。
予約が入るたびに、頭の中か手元の紙で日程を管理する必要があります。
件数が増えると、この照合の作業だけで時間が取られます。
履歴が検索しにくいことです。
前回いつ来たお客様か、DMを遡って確認するのは手間がかかります。
トーク画面は時系列でしか並ばないので、名前で検索しても前後の文脈が追いにくくなります。
二重予約が起きやすいことです。
同じ時間帯に、電話とDMと来店時の口頭で予約が重なって入ることがあります。
窓口が複数あるほど、どこかで見落としが起きます。
この構造は個人サロンに要る予約システムの機能でも触れた、予約経路が増えるほど対応漏れが増えるという話と同じです。
やめる前に、件数を確認する
DM予約をやめる判断は、感覚ではなく件数で見ておくと決めやすくなります。
1日に何件のDMで予約のやりとりをしているか、1週間だけ数えてみてください。
目安は1日3件を超えたあたりです。
これくらいの件数になると、施術の合間の返信だけで手一杯になり、他の対応が後回しになりやすくなります。
もちろん店の規模やDMの返信スピードによって感じ方は変わるので、数字はあくまで目安として使ってください。
件数がまだ少ないなら、無理に切り替える必要はありません。
移行は並走期間を置く
窓口を切り替えるときに一番避けたいのは、いきなりDMを閉じてしまうことです。
やり方を知らないお客様が、予約の取り方が分からず離れてしまう原因になります。
代わりに、1か月ほど両方の窓口を残す並走期間を置きます。
やり方は次の順番です。
- 予約ページを用意する。空き状況が見えて、日時と名前を入れられれば十分です
- プロフィール欄とハイライトのリンクを、予約ページへ差し替える
- 投稿のキャプションに「ご予約はプロフィールのリンクから」と添える
- DMで予約依頼が来た分は、その場で対応しつつ、予約ページのリンクも一緒に送る
- 1か月経ったところで、DM経由の予約件数がどれだけ減ったかを見る
この順番だと、新規のお客様は最初から予約ページを使う流れになり、既存のお客様は自分のペースで移っていきます。
急かさない移行の方が、結果として定着が早くなります。
常連さんへの伝え方
一番丁寧にやりたいのが、すでに何度も来てくださっている常連さんへの案内です。
一斉のお知らせだけで済ませないことがポイントです。
ストーリーズや投稿でお知らせを出すのは有効ですが、それだけだと見落とす方も出てきます。
効果が高いのは、来店時や次回予約を取るタイミングで、直接ひとこと添える方法です。
「次からはこちらのページからも予約が取れるようになりました」
「もしよかったら、今この場で一緒にやってみましょうか」
その場で一緒に操作してあげると、次回から迷わず使ってもらえます。
次回予約をその場で取る流れそのものは次回予約の取り方にまとめているので、案内のタイミングを合わせるとやりやすくなります。
年配のお客様や、スマホの操作に慣れていない方には、無理に切り替えを急がないことも大切です。
しばらくはDMや電話を残しておき、少しずつ移ってもらう形で構いません。
移行後にDMが来たら
並走期間が終わっても、DMで予約の依頼が来ることはあります。
そのときは邪険にせず、その場で対応した上で、次回以降は予約ページを案内するだけで十分です。
「次からはこちらからだと、空き状況もすぐ見られて便利です」
このひとことを添えるだけで、角を立てずに窓口を1本化できます。
まとめ
- DM予約が重たくなるのは、返信待ち、空き状況の照合、履歴の検索しにくさ、二重予約の4つ
- 目安は1日3件を超えたあたりから。件数が少ないうちは無理に変える必要はない
- 切り替えはいきなり閉じず、1か月ほど並走させる
- プロフィールとハイライトのリンクを先に差し替えると、新規は自然に予約ページへ流れる
- 常連さんには、一斉告知だけでなく、来店時や次回予約のタイミングで直接伝える
- 移行後にDMで依頼が来ても、責めずにその場で対応しつつ案内する
窓口を1本に絞ることは、お客様を不便にすることではありません。
返信を待たせる時間を減らして、対応漏れをなくすための切り替えです。
移行の進め方や、予約ページに何を載せるか迷う場合は、お問い合わせから今の状況を教えてください。
よくある質問
DM予約のままではいけませんか
件数が少ないうちは問題ありません。目安は、返信までに数時間かかることが増えたか、DMを遡って空き状況を確認する時間が負担になってきたかどうかです。
予約ページへの切り替えは、一気にやってもいいですか
急に窓口を閉じると、やり方を知らないお客様が離れる原因になります。1か月ほどはDMと予約ページを並走させて、少しずつ移す方が安全です。
常連さんにはどう伝えればいいですか
一斉のお知らせだけでなく、来店時や次回予約を取るタイミングで直接ひとこと添えるのが伝わりやすいです。やり方に迷う方には、その場で一緒に操作してあげると定着が早まります。
DMでの予約依頼が来たらどうしますか
移行期間中はその場で対応しつつ、予約ページのリンクも添えて案内します。次回からはそちらで、と伝えるだけで少しずつ切り替わっていきます。
予約ページはどこまで作り込む必要がありますか
最初は空き状況が見えて、日時と名前を入れられる程度で十分です。個人サロンに要る機能の範囲は別記事にまとめています。
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